10月の初旬、実家に行ったらまだ色は薄いものの、
たくさんの渋柿が実っていたので、柿狩りをしてきました。
オレンジ色に熟れた柿を焼酎につけるとグジュグジュになりがちですが、
少し青みがかった状態の渋抜きは、渋が抜ける頃にちょうど色づくそうなので、
焼酎で渋柿の渋抜き開始です!
美味しいさわし柿の作り方を紹介します。
柿の渋抜きの方法。焼酎とビニール袋で簡単に渋が抜け美味しい柿に
渋柿がアルコールで甘くなるのはなぜ?
柿の渋味の原因はタンニンという成分です。
渋柿の果肉には、このタンニンが溶け込んでいることで、
食べたときに歯にこびりつくなんともいえない嫌な苦味があります。
そもそも甘柿はこのタンニンが「不溶性」のもの。
つまり口の中で苦味が溶け出さない状態の柿です。
このような柿は渋味を感じずに食べることができるんです。
渋柿はヘタにちょこんと焼酎を漬けると、
柿がアルコールを吸いこみ実の中でアセトアルデヒドができ、タンニンとくっつき、
渋みを感じなくなるので食べられる状態になります。
柿の渋抜きの方法・期間は?
渋抜きは焼酎やブランデーなどのアルコール度数が高いものを使います。
短く切ったヘタにちょこんと焼酎などのアルコールをつけ、ビニール袋などで密封するだけ。
柿の熟し方や大きさにもよりますが、小さくてオレンジ色のものは1週間かからずに渋が抜けます。
また、アルコール度数が25度などで低かったり、青みがかった状態の柿は2週間かかることもあります。
2週間たって渋が残る時は、もう一度焼酎をつけ直しましょう。
柿の渋抜きに必要なもの
・渋柿
・焼酎やブランデーなど(30度以上)
・浅い皿
・布巾
・キッチンハサミ
柿が大量の場合
・大きめのビニール袋
柿が少量の場合
・ジップロックなどの密封できるビニール袋
今回は、沖縄土産の泡盛アルコール度数30度で初挑戦です!
柿の渋抜きの手順
①柿を布巾でキレイに拭く
布巾で柿の汚れをキレイに拭き取ります。
②ヘタを短く切り落とす。
ヘタが長いままでは、他の柿に傷を付けてしまいますので、
キッチンバサミなどで短く切り落とします。
③ヘタに焼酎をつける
浅い皿に焼酎を少量入れ、ヘタに焼酎をつけます。
ビニール袋に並べる
今回は大量の柿を渋抜きしたいので、
大きめの容器にビニール袋を広げ焼酎をつけた柿を重ねて並べます。
1段目はヘタが上向き、2段めはヘタ通しが合わさるように並べます。
この繰り返しで作業を進めます。
ビニール袋の口をしっかり閉め冷暗所へ
柿に焼酎をつけ、ビニール袋に入れたらしっかり密封します。
直射日光の当たらない暗い冷暗所へ。
我が家は蓋付きの容器に入れ、リビングの片隅で保管します。
1週間~2週間で渋抜き完了!
小さい柿や、色濃い柿は1週間程で渋抜きができます。
大きな柿や、青みがかった状態の柿は期間がかかるようです。
触ってみて少しでも柔らかくなった柿からお毒味を・・・。